一人暮らしの方や夏場なんかは簡単にお風呂を簡単にシャワーで済ませている方も多いと思います。
シャワーの方が湯船にお湯を張って入るよりなんとなく水道代の削減につながっていて、節約に繋がっていると思われる方もいると思いますが、実際はどうなんでしょうか?
本当にシャワーだけの方がお得なのか気になりますよね。今回は一人暮らしの方のお風呂事情について解説していきます。
目次
シャワーの時間
夏場と冬場で多少時間も変わりますが、日本人のシャワーの平均時間は約10分ぐらいとなっております。男性の場合女性より少し短いですが、それでも平均で 9 分となっております。
シャワーのお湯の量
実はシャワーのお湯は1分間で約12Lものお湯を使用します。10分間で120L、15分間流しっぱなしで使用すると浴槽1杯分(200L)ほどのお湯を流していることになります。
シャワーと湯船のガス代の違い
15分以上シャワーを使用していると水は節約できないことがわかりました。しかしガス代はどうなのでしょうか?シャワーと浴槽のお湯はりの違いをみてみましょう。
ガス代 | 都市ガス湯船 | 都市ガスシャワーのみ | プロパンガス 湯船 | プロパンガス シャワーのみ |
シャワー10分比較 | 47.4円 | 28.4円 | 75.0円 | 45.0円 |
シャワー15分比較 | 47.4円 | 42.7円 | 75.0円 | 67.5円 |
シャワー20分比較 | 47.4円 | 56.9円 | 75.0円 | 90.0円 |
浴槽にお湯でためる場合
【都市ガス計算式】
20×200(水の量)×0.9(熱効率)÷1万1000(発熱量)×145(都市ガス1m3当たりの料金)=47.4円
ガス代=温める水の温度(40-20)(℃)×200(L)×90%÷発熱量都市ガスの場合は11,000(kcal/m3)×ガス料金(円/m3)で計算し、小数点第3位以下を切り捨て
※ガス代単価は東京ガス一般契約料金A表基準単位料金145.31円/m3(2021年3月現在)で計算
【プロパンガス計算式】
20(温める水の温度)×200(水の量)×0.9(熱効率)÷2万4000(発熱量)×500(プロパンガス1m3当たりの料金)=75円
※プロパンガスの発熱量を24,000kcal/m3、料金は500円/m3で計算
シャワーのみ場合
1分当たりのシャワーの量を約12Lで10分間のシャワーで約120Lのお湯をした場合でガス代を計算
【都市ガス計算式】
20(温める水の温度)×120(12Lを10分間使用)×0.9(熱効率)÷1万1000(発熱量)×145(都市ガス1㎡当たりの料金)=28.4円
【プロパンガス計算式】
20(温める水の温度)×120(12Lを10分間使用)×0.9(熱効率)÷2万4000(発熱量)×500(プロパンガス1㎡当たりの料金)=45.0円
お風呂のガス代の節約
ここからはお風呂のガス代の節約について紹介していきます。
節水シャワーヘッドを使用する
ホームセンターなどで売っている節水のシャワーヘッドを取り付けるだけでガス代と水道代が20%以上削減できますよ。最初は湯量が少なく多少違和感あるかもしれませんが、すぐに慣れてくると思います。
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追い焚きはなるべくしない
お風呂の追い焚きはガス料金が結構かかります。38℃のお湯を42℃まで上げる追い炊きすると、一回の追い焚きで約40円もかかってしまうのです。
浴槽フタを利用し保温をする
追い焚きをなるべくしないためにお風呂の温度を下げないことが重要です。湯船に浸かるとき以外はお風呂のフタを閉めておきましょう。
設定温度を抑える
お風呂の設定温度は低い方がおすすめです。お湯を温める分ガスを消費します。冬場は高めに夏場は低めにと季節によっても設定温度を変えるのも有効です。42℃の熱いお湯よりも40℃くらいの方がリラックス効果が高いとも言われております。
浴槽の湯量を少なくする
浴槽にはだいたい8部目ぐらいまで沸かすご家庭が多いですが、半分ぐらいでも入浴すると水かさが増すので十分全身浸かることができますよ。半身浴でゆっくり浸かれば体もちゃんと温まります。
ガス会社を見直してみる
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湯船に浸かるメリット
お風呂でシャワーで簡単に済ませることもできますがやはり湯船に使ったほうが多くのメリットがあります。
よく眠れる
寝る前にお風呂で体を温めることで睡眠の質が向上します。寝る1時間くらい前にお風呂に入ることがポイント。湯冷めしないように気を付けて、寝る前に水分を摂ることでスムーズに入眠できるようになり、睡眠の質が向上します。暑くて寝苦しい夏だからこそしっかりと湯船に浸かり寝やすくしましょう。
免疫力が上昇する
湯船に浸かる事で体の免疫機能を高めることができます。またお風呂で
汗をかくことによって老廃物が流れ、新陳代謝もよくなります。
リラックス効果
シャワーでさっと済ませてしまうより、やかり湯船に浸かっているのはリラックスできます。お風呂の時間を楽しむことで体と心も回復します。
ガス代の節約だけじゃもったいない
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まとめ
今回はシャワーと湯張りのコストの比較をしました。シャワーを15分以上使用する方は湯船に使った方がコスト的にはお得になりますね。ただやはり体を湯船にゆっくり浸かることはリラックス効果もありメリットがたくさんあります。日々の生活の中のちょっとした工夫で光熱費も削減できます。無理をすると継続できませんので、シャワーヘッドを節水に変えてみるなどますは1つのことを実施してみましょう。