「プロパンガス会社の変更を検討しているんだけど、なんだか不安だな・・・」と思っている方に、今回はガスの知識がない方でも、まだ一度ガス会社を変えたことがない人でも、簡単にプロパンガスの変更のやり方を解説しております。プロパンガスの基礎知識から切替の手順まで紹介していきますので参考にしていただければと思います。
目次
プロパンガスと都市ガスの違い
まずはじめにガスには「プロパンガス」と「都市ガス」の2種類あることを覚えておきましょう。この2つの大きな違いは供給方法の違いになります。プロパンガスは各家庭にボンベでガスを配送しておりますが、都市ガスは地中の導管によりガスを供給しております。プロパンガスは都市ガスと違い一軒1軒ガスを配送して届けるため配送コストがかかるためガス料金は高くなる傾向があります。
プロパンガスの平均料金は?
プロパンガス会社の切替を検討する前にまず、自分のガス料金を確認してみましょう。自分の家のガス料金が平均値よりも低い場合はすでに割安でガスを購入していることになりますので、ガス会社をい変更しても恩恵をあまり受けることができない場合もあります。下記の表は公平な機関である【石油情報センター】が提供しておりますプロパンガスの平均料金になります。
プロパンガスの料金の仕組みを知ろう
プロパンガスの平均価格がわかったところでプロパンガス料金の中身についても理解しときましょう。プロパンガスの料金には「基本料金」と「従量単価」2つに項目が分かれております。「基本料金」とはプロパンガスを安定・安全に供給するためにかかる費用になります。「従量料金」とは、ガスの使用量1㎥あたりに掛かる費用の事で、使用量に応じて金額が変わってきます。この単価に使用量をかけたものが従量料金になります。そのため、使用量が多ければ多いほど、比例して従量料金も高くなります。
基本料金 | ・ガスメーターや調整器の供給設備 ・毎月の検針にかかる費用 ・警報機リース料 ・緊急事対応費用 ・定期保安点検料ガスメーターや調整器などの供給設備 | ||
従量料金 | ・ガス使用量に応じてかかる費用。単価が1㎥あたり〇円という設定 |
この基本料金と従量料金の合計が毎月のガス料金になります。
【基本料金+従量料金=請求金額(毎月のガス料金】
例:【基本料金1,800円、従量単価500円】→使用量10㎥を使用した場合のガス料金は
基本料金1,800円 +従量料金 10㎥ × 500円 = 6,800円(税別)
プロパンガスの切替の具体的な手順【完全ガイド】
それでは実際にプロパンガスを切り替えるにあたって具体的な手順を説明していきます。
まずは簡単に流れをまとめます
- STEP①:自分のプロパンガスの契約を確認する
- STEP②:違約金があるかを確認する
- STEP③:新しいプロパンガス会社を探す
- STEP④:新しいプロパンガス会社から見積もりをとる
- STEP⑤:新しいプロパンガス会社との契約
- STEP⑥:新しいガス会社の切替工事・供給開始
それぞれの項目を細かくみていきましょう。
STEP①:自分のプロパンガスの契約を確認する
まずは自分のプロパンガスの契約を確認しましょう。下記2点を検針票を見て確認しましょう。
①基本料金の価格はいくらなのか
②従量料金はいくらなのか
この2つの料金がわかっていればプロパンガス会社を変更する際にお得になるのかが判断できます。
STEP②:違約金があるかを確認する
プロパンガスの切替に関して1点注意しなければならないことがあります。プロパンガスを供給するときにプロパンガス会社が「無償貸与契約」をしている場合があります。この契約があると契約期間が終了しないまま他のガス会社に切替をすると「違約金」が発生する場合がありますので事前に確認しましょう。
ポイント「無償貸与」ってなに?
「無償貸与」とは、新築などでガスの配管工事や給湯器やコンロなどのガス機器の購入・取り付けにかかる費用をガス会社が負担する代わりに、ガスの供給を受ける期間に縛りを設けるという仕組みになります。無償貸与の期間は10年~15年程度が一般的です。この最低契約期間の間は無償貸与の設備はガス会社の所有物になります。この期間中にガスを解約するとガスの工事費用・ガス機器の購入費用の残金を違約金(解約金)として請求されます。
これが「無償貸与の違約金」になります。
無償貸与の例を見てみましょう。
配管工事20万円とガス機器貸与10万円の合計30万円で15年間の契約をします。10年でガスの契約を解除する場合には下記のような解約金が発生します。
無償貸与300,000円÷15年=20,000円
20,000円×(15年-10年)=100,000円
10年目にガス会社を変更すると100,000円の違約金が発生します。
STEP③:新しいプロパンガス会社を探す
自分のガス料金と違約金を確認したら次に新しく契約するプロパンガス会社を探します。自分の住んでいる地域で供給している会社を探しましょう。
【プロパンガス会社を変更するならオススメのサイト】
自分でガス会社を変更しようと思ってもなかなか自分で探すのは大変です。そのような方に【ガス会社比較サイト】があります。ガス会社比較サイトは全国の優良なガス会社と提携しあなたの地域の優良なガス会社のガス料金見積もりを無料でしてくれるサービスになります。その中でも特に人気で実績があるのが【エネピ】か【ガス屋の窓口】になります。あなたの地域に合ったガス会社をピックアップしてくれますよ。
おすすめガス料金比較サイト①エネピ
エネピはまず東証一部上場企業が運営しているサイトですので信頼と安心感がありますね。全国200社以上の優良ガス会
エネピはお住まいの地域を入力するだけで簡単にシュミレーションをすることができます。年間どれくらい削減できるのか気になる方は一度チェックしてみましょう。
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おすすめガス料金比較サイト②ガス屋の窓口
「ガス屋の窓口」とはプロパンガス・LPガスの地域最安料金のプロパンガス(LPガス)会社をご案内する専門の会社です。全国に提携先は約100社以上あり、一定以上のサービス水準を満たした大手~中堅の会社から、さらに「不当な値上げを行わない」ことに賛同いただけた、優良ガス会社のみと提携しております。変更実績も100,000軒もあるため安心して依頼することができます。
ガス屋の窓口はガス料金の相談からガスの申し込み〜解約まで全て代行してくれるので自分でガス会社に連絡する必要はありません。ガス屋の窓口を利用してガス会社を変更したお客様の実際の声もありますので一度チェックしてみてください。
STEP④:新しいプロパンガス会社から見積もりをとる
無料プロパンガス会社比較サイトで選んだ会社が一度自宅に現場調査にきます。最終的に見積もりをしてもらい納得の金額であれば契約をするのがいいでしょう。注意しなければならないのは最初のガス料金だけ安く、後から徐々に値上げをしてくる会社になります。契約をするときだけ安くして後から原油の値上がりなど色々な理由をつけて値上げをしてくる会社があるので注意しましょう。事前に「料金の改定はどうなっている」か確認しておきましょう。
STEP⑤:新しいプロパンガス会社との契約
最終的なお見積もりで納得したら新しいプロパンガス会社と契約をしましょう。契約するときは契約書内容をよく確認してからサインをしましょう。この段階で今まで供給していたガス会社に新しいガス会社から連絡が入ります。特に自分で動くことはありませんので新しいガス会社にお願いしましょう。
新しいガス会社と契約をすると旧ガス会社に連絡が入ります。プロパンガスを供給するルールが定められており「1週間ルール」と呼ばれているものがあります。「1週間ルール」とは、液化石油ガス法で定められた供給設備の撤去に関するガス会社同士のルールになります。
この1週間ルールの間にだいたい旧ガス会社から連絡が入ります。旧ガス会社から電話連絡や直接訪問に来る理由は「ガスの継続的な供給の依頼」になります。旧ガス会社の中にはガス料金を下げたり、給湯器やコンロなどのガス機器をサービスしたりとなんとかガスの供給の継続依頼がきます。もちろんこの時点で「そこまで言うなら・やっぱりガス会社を変更しないにしよう」と言うことは可能です。その場合は逆に旧ガス会社より新しいガス会社に連絡を入れるので自分で何かすることはありません。
STEP⑥:新しいガス会社の切替工事・供給開始
ここまできたらあとは工事日を待つだけです。新しく供給するガス会社が旧ガス会社と連絡をしてくれており、ガスボンベや供給設備の返却の段取りをしてくれています。工事当日も自分ですることはありません。工事が完了したら無事供給開始になります。
お疲れ様でした。
以上STEP①~⑥まで説明しましたが、結局のところ自分ですることは【ガス会社を探すことだけ】です。旧ガス会社への連絡から工事まで全て新しいガス会社が行ってくれます。ガス会社を探すのも先ほど紹介したガス会社無料比較サイトのエネピを利用すればスムーズに最良のガス会社を探せます。途中で「やっぱりやめて元のガス会社に戻す」って言うこともできますので気軽に切替してみてもいいかもしれません。エネピではすでに80,000軒以上もの人がガスを変更しております。
プロパンガス会社の切替でよくあるトラブル
エネピやガス屋の窓口を利用してガスを契約する場合は安心して契約できますが、訪問販売などでガスを契約するとトラブルに巻き込まれるケースもあります。よくあるトラブルの事例を事前に確認してトラブルを回避できるような知識を持っておくことが大切です。
よくあるトラブル①違約金・解約金を請求される
よくあるトラブルの中に旧ガス会社から供給変更に伴う違約金が発生する場合があります。ガスの切替を検討するには事前にガス会社に契約書の中身や違約金・解約金があるかどうか確認しましょう。もちろん適正な無償貸与の残存価格がある場合は旧ガス会社に解約金としてお支払いしなければなりません。
よくあるトラブル②ガス会社変更後の料金値上げ
訪問販売で多いのが契約後のガス料金の値上げになります。ガスの訪問販売はブローカーが勧誘しているケースが多いです。ブローカーはガス会社の社員ではなく1件契約を取ってくれば報酬がもらえる仕組みなので契約をとるために「ガス料金が安くなります!」と言い契約をするが、あまりに安い金額のためガス会社が不当に値上げをするケースもあります。ブローカーは契約が取れればいいのです。その後のことは関係ありません。「ウチは絶対値上げしません」などの甘い言葉に騙されないようにしましょう。あまりに安いガスの場合は値上げされ結局「元のガス会社の方が安かった」なんてことはよくあります。
まとめ
今回はプロパンガス会社の変更の手順について解説してきました。まずは現在の供給会社との契約内容を確認して違約金や解約金がなければあとは条件次第になります。無料比較サイトでお見積もりをしてみましょう。ガス会社を切換するのはそれほどハードルが高いものではありません。ネットで簡単に申し込みできる時代となりました。ガス会社の中には電気とガスのセット割を実施している会社もあり光熱費がトータルで数万円も安くなる事例もあります。光熱費を削減したい方は是非検討してみてください。