プロパンガス平均料金

プロパンガスの基本料金の相場・平均価格ってどれくらい?

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プロパンガスの基本料金が2,000円って書いてあるけど「我が家は高いのかな?お隣の家は1,500円って言っていたけど・・なんでうちは500円高いのかな?一体ガスの「基本料金」ってどういうことなんだろう?」と悩まれている方多いと思います。今回はプロパンガスの基本料金について解説していきます。

基本料金は家庭ごとに異なる

まず初めにプロパンガスの料金がどのように設定されているか知ってますか?プロパンガスの料金は電気や水道と違い公共料金ではなく「自由料金」になっております。自由料金というのは販売会社が自由に設定していい金額になります。プロパンガスを販売している会社が【経費と利益】を考え販売価格を設定します。よって基本料金もその販売している会社が設定しておりますので値段が販売会社によって異なります。

基本料金とはなんの費用?

それでは基本料金って一体なんなんでしょうか?

基本料金とはプロパンガスを安定・安全に供給するためにかかる費用になります。具体的には下記の項目になります。

・ボンベの配送料
・ガスメーターや調整器の供給設備
・毎月の検針にかかる費用
・警報機リース料
・緊急事対応費用
・定期保安点検料

プロパンガスの基本料金はガスを安全に供給するための必要な固定経費になります。そもそもこの基本料金は何のための料金かというと、ボンベの配送やメーターなどのメンテナンス、また、保安管理や毎月の検針などに要するさまざまな諸費用として計上されているものです。つまりプロパンガスの基本料金とは、言ってみれば、ガスを安全に使うための必要経費ということになります。

プロパンガスの相場はいくら?

しかしこの基本料金は地域やガス会社によって料金がバラバラになります。ガス会社によって1,000円~2,500円くらいまでと料金の差があります。なぜ料金がバラバラなのか?平均の基本料金の価格を見ていきます。石油情報センターによると2022年9月時点でのプロパンガス基本料金の全国平均は8,873円(税込)です。北海道と関東では2000円近く差があります。それは北海道はボンベ配送にかかるコストの違いや、そもそもLPガスを輸入するタンカーの運賃が関東とが違うからです。まずは皆さんがお住まいの地域の平均価格を下記の表で確認してみてください。

プロパンガスの料金の仕組みを知ろう

基本料金の平均の価格はわかったけどそもそもプロパンガス料金の仕組みはどうのようになっているのでしょうか?

ガス料金は基本料金従量単価とに分かれ2つの合計が請求金額になります。

【基本料金+従量料金=請求金額】

これがガス料金の内訳となっております。それでは従量料金とはなんでしょうか?従量料金とは、ガスの使用量1㎥あたりに掛かる費用の事で、使用量に応じて金額が変わってきます。この単価に使用量をかけたものが従量料金になります。そのため、使用量が多ければ多いほど、比例して従量料金も高くなります。

プロパンガスの料金形態

プロパンガス業界は液石法改正により、料金制度の透明性を向上させるため、料金の構成やそれに含まれるサービスの内容を、消費者にわかりやすく示すことが新たに義務づけられました。料金制には、二部料金制、三部料金制、最低責任使用料金制などがあり、ほとんどのプロパンガス会社が基本料金と従量料金を足し合わせた額を請求する「二部料金制」を料金システムとして採用しています。

二部料金制のしくみ

全国の9割以上のガス販売会社が採用している方式が二部料金制であり、その計算方法はのシンプルであり消費者にわかりやすい料金システムとなっております。

二部料金制

基本料金・ガスメーターや調整器などの供給設備

・検針費用や保安点検

従量料金・ガス使用量に応じてかかる費用。単価が1㎥あたり〇円という設定
ガス料金=【基本料金+ガスの使用量(㎥)× 従量単価】

例:【基本料金1,800円、従量単価500円】→使用量10㎥を使用した場合のガス料金は

基本料金1,800円 +従量料金 10㎥ × 500円 = 6,800円(税抜)

三部料金制のしくみ

三部料金制とは、二部制の基本料金と従量料金に固定費である設備利用料が追加された料金制になります。 設備利用料には、ガスメーターやガス漏れ警報機、保安監視などの利用料が含まれます。

三部料金制は基本料金に含まれていた設備利用料の内訳が入っているため料金の透明性が高い料金制度となっておりますが採用しているは販売店はごくわずかになります。

三部料金制

基本料金・ガスメーターや調整器などの供給設備

・検針費用や保安点検

従量料金・ガス使用量に応じてかかる費用。単価が1㎥あたり〇円という設定
設備利用料・集中監視システムの利用料
・ガス漏れ警報器の利用料・消費設備などを販売店から借り受けている場合の費用
ガス料金=【基本料金+ ガスの使用量 × 従量単価+設備利用料】

例:【基本料金1,500円、従量単価500円、設備利用料400円】

→10㎥を使用した場合のガス料金は

基本料金1,500 + 従量料金10× 500 +設備利用料400 = 6,900円(税抜)

最低責任使用料金制のしくみ

一定の使用量までは、使用量の多少にかかわらず料金が固定されており、一定の量を超えるとその超えた使用量に応じた料金が加算されるものです。

最低責任使用料金制

最低責任使用量・ガスメーターや調整器などの供給設備

・検針費用や保安点検

従量料金・ガス使用量に応じてかかる費用。単価が1㎥あたり〇円という設定
【ガス料金=最低使用料金+ガスの使用量 × 従量単価】

3つの料金形態を説明しましたがほとんどの会社は二部制をとっています。 ガス販売会社の検針表や請求書に基本料金が明記されていない場合は1度ガス屋さんに問い合わせしてみましょう。自分の家のガス代はどの料金形態なのか確認し、平均価格より高いのか、安いのか確認してみましょう。

我が家のガス価格は高いのか、安いのか?

石油情報センターの全国平均価格を見て、我が家のガス代は平均的でしたでしょうか?実はこの全国平均価格は高めに設定されております。なぜならばプロパンガス業者の自己申告制であり複数の料金表がある場合高めの料金で申告できるからです。平均価格が高ければ高いガス料金も「全国の平均相場」です。と説明できるからです。ご自宅のガス料金が高いか、低いかは無料で簡単にシュミレーションできます。【エネピ:簡単シュミレーション】

今よりもプロパンガス料金を下げるには?

プロパンガスは自由料金設定です。そのため料金はバラバラであるのは特に問題ありませんが、ガス料金が平均価格より高いということでしたら1度ガス屋さんに相談してみてはいかがでしょうか?長年お付き合いをしている場合、少し単価を安くしていくれる可能性はあります。それでも難しい場合はお得なガス屋さんを自分で探してみてください。自分で探すのは面倒だな・・という方は【プロパンガス無料相談】に相談すれば、お住まいの地域の最適な料金で提供するガス屋さんを紹介してくれます。プロパンガス会社の中には最初だけ安く供給し後から値上げをする会社もありますので一度相談してみてもいいでしょう。



まとめ

プロパンガスの基本料金について解説しました。都市ガスと比べるとプロパンガスの基本料金は少し高いですが、そこには設備や保安の費用がかかっている理由があります。基本料金はプロパンガスを安全にガスを使用できる料金になります。最近のプロパンガス販売会社料金の透明界を図り、基本料金と従量料金を明記している会社が増えてきております。一度ご自宅のガス料金を見てみましょう。今のガス料金に不満を抱えているならガス屋さんを変更を検討してみるのもいいと思いますよ。