引っ越しの際は電気の申し込みだけでなく、ガスやインターネット、市町村への転入届けなど多くの手続きが必要になります。引っ越し当日から電気が使用できないと大変不便になってしまいます。今回は引っ越し先でスムーズに新電力が利用できる手順について解説していきます。
引っ越し時でも新電力会社へ申し込みはできる!
結論から言うと、引っ越し先でも好きな新電力会社を選んで契約できます。
2016年の電力自由化以降、一般家庭でも地域の電力会社だけではなく、多くの新電力会社から自由に選べるようになりました。
例えば、
- 東京電力エリアなら東京電力だけでなく新電力各社
- 関西電力エリアなら関西電力以外の新電力
- 中部・東北・九州なども同様
というように、供給エリア内であれば自由に契約できます。
以前住んでいた家で東京電力を契約していた方でも、新居では新電力会社へ変更できますし、逆に新電力から地域の電力会社へ戻すことも可能です。
引っ越しは契約を見直す絶好のタイミングと言えるでしょう。
引っ越し時に新電力へ切り替えるメリット
① 最初から電気代を節約できる
一番のメリットは、やはり毎月の電気料金です。
例えば年間で5,000〜15,000円程度安くなるケースもあり、家族世帯ほど節約効果が期待できます。
「どうせ引っ越すなら、最初から安い会社を選ぼう」
という人が増えています。
毎月数百円の差でも、5年・10年と積み重なると大きな金額になります。
② 解約違約金を気にせず変更しやすい
最近の新電力会社は違約金がないプランも増えています。
引っ越しは契約が一区切りになるため、
- 今の会社に不満がある
- 電気代が高い
- サービスが合わなかった
という場合でも、新しい会社へ乗り換えやすいタイミングです。
③ ガスやインターネットとのセット割が利用できる
新電力会社の中には、
- ガスとのセット割
- インターネットとのセット割
- ポイント還元
など、お得なサービスを提供している会社もあります。
特に都市ガスが利用できる地域では、電気とガスをまとめることで毎月の固定費を抑えられる場合があります。
④ キャンペーンを利用できることもある
引っ越しシーズンには、
- キャッシュバック
- ポイントプレゼント
- 基本料金割引
などのキャンペーンを実施する会社もあります。
せっかく契約するなら、このような特典もチェックしておくとお得です。
実際に感じる「引っ越しで後悔した人」の共通点
電力会社は普段あまり意識しないため、「とりあえず今までと同じ会社でいいや」と契約してしまう人も少なくありません。
しかし、引っ越し後に電気代の請求を見てから、「もっと比較しておけばよかった」と後悔するケースは意外と多いものです。
私自身、エネルギー業界に携わる中で感じるのは、電力会社選びは家賃や引っ越し費用ほど注目されませんが、長く住むほど差が積み重なる固定費だということです。
引っ越しは慌ただしい時期ですが、だからこそ一度立ち止まって料金プランを比較するだけで、数年後には大きな節約につながることがあります。
「あとで変更すればいい」と思っていると、そのまま何年も契約を続けてしまう方も少なくありません。新生活を始めるこのタイミングだからこそ、自分に合った電力会社を選んでスタートすることをおすすめします。
引っ越し前の既存電気供給の停止
現在が大手電力会社と契約している場合は引っ越しの日に合わせて事前に電力会社に連絡をしておきましょう。原則「1週間前」までに手続きが必要です。
電気の停止手続きで必要な情報
電気の停止手続きには、下記の情報が必要となるため、事前に準備しておきましょう。
- お客様番号
- 電気停止予定の住所
- 名前(名義の名前)
停止日をもって電気契約は終了となり、その日付までで電気料金が日割りで計算されます。ちなみに引っ越し日当日はガスとは違い立ち会いの必要はなく、当日にブレーカーを落せば完了です。
引っ越し前の「新電力使用開始」手続き
それでは引っ越しする際に新電力に申込手順について解説していきます。
STEP①. 申し込む新電力会社を決める
まず初めに新電力会社を選びましょう。もう既に新電力が決まっている方は悩まなくていいですが、新電力会社は約600社あります。
既に電気料金プランが決まっている場合は引っ越しと同時の申し込みを受け付けているかどうかをしっかり確認しましょう。新電力の中には、引っ越し先の新居で新しく電気を使い始めるための申し込みを受け付けていない会社もあります。
STEP②新電力会社への契約申し込みを行う
自分が契約する新電力会社が決まったら、引っ越しと同時に電力会社に申し込むために下記のような情報が事前に必要になりますので準備しておきましょう。
【電気契約の申し込みに必要な情報】
- 引越し先の住所
- 利用開始希望日
- 契約者名(名義)
- 電気料金の支払い方法:新電力会社によってはクレジットカード縛りもあります。
- 電気料金プラン名:新電力会社は多くのプランがありますので事前に把握しておきましょう。
- 現在契約している電力会社名
- 現在の電力会社のお客さま番号:検針表に記載があります。
- 供給地点特定番号:数字22桁の番号ですが、こちらはわからなくても大丈夫です。
STEP③新電力会社への変更日を待つだけ
申込が完了したら切替日まで待つだけです。エリアや検針日によって新電力へのスイッチングが変わってきます。
新電力への申し込みはいつまでにすればいい?
結論としては、引っ越しの1~2週間前までに申し込むのがおすすめです。
繁忙期となる2~4月は申し込みが集中するため、ギリギリになると希望日に開通できない可能性があります。
目安としては次のとおりです。
| 申し込み時期 | おすすめ度 |
|---|---|
| 2~3週間前 | ★★★★★ |
| 1週間前 | ★★★★☆ |
| 3日前 | ★★☆☆☆ |
| 前日・当日 | ★☆☆☆☆ |
「まだ早いかな?」と思うくらいで申し込んでおくと安心です。
賃貸住宅でも新電力は契約できる?
これは非常によくある質問ですが、多くの賃貸住宅で新電力への切り替えは可能です。
ただし、次のような物件では契約できない場合があります。
- 高圧一括受電マンション
- 電気料金が管理費に含まれている物件
- 建物全体で電力会社を契約しているマンション
このようなケースでは、個別に電力会社を選べません。
もし不安な場合は、管理会社や大家さんへ確認しておくと安心です。
引っ越しは、家具や家電の購入、火災保険、インターネット契約など、何かと出費が増える時期です。
だからこそ、毎月必ず支払う電気代という「固定費」を見直せるチャンスでもあります。
一度契約すると数年間そのままという方も多いため、ほんの少し比較するだけで、将来的には数万円以上の節約につながることもあります。
「面倒だから後回し」にするのではなく、新生活を気持ちよくスタートするための準備の一つとして、電力会社選びにも少し時間をかけてみてはいかがでしょうか。
新電力へ申し込む前に確認しておきたい5つのポイント
新電力会社は数多くありますが、「安そうだから」という理由だけで契約すると、後から後悔することもあります。
申し込み前に、次の5つを確認しておきましょう。
① 本当に安くなる料金プランか
電力会社によって料金体系はさまざまです。
例えば、
- 一人暮らし向け
- ファミリー向け
- オール電化向け
- 電気使用量が多い家庭向け
など、得意とするプランが異なります。
毎月100kWhしか使わない家庭と、500kWh以上使う家庭では、お得になる会社も変わります。
自分の電気使用量を確認してから比較することが大切です。
② 解約金・契約期間
最近は解約金がない会社が増えていますが、中には
- 1年契約
- 2年契約
- 解約金3,000円〜10,000円
というプランもあります。
転勤が多い方や数年以内に引っ越す可能性がある方は、解約金のないプランを選ぶと安心です。
③ 燃料費調整額を確認する
電気料金は基本料金だけでは決まりません。
燃料価格の変動によって加算・減額される「燃料費調整額」や、プランによっては市場価格の影響を受ける場合があります。
一見安く見える料金でも、こうした仕組みによって毎月の請求額が変わることがあるため、料金の内訳まで確認しておきましょう。
④ 支払い方法
会社によって利用できる支払い方法が違います。
例えば、
- クレジットカード
- 口座振替
- コンビニ払い
- スマホ決済
などがあります。
ポイントを貯めたい方は、クレジットカード払いに対応しているかも確認しておくとお得です。
⑤ サポート体制
料金だけでなく、困ったときに相談しやすい会社かどうかも重要です。
例えば、
- 電話がつながりやすい
- チャットサポートがある
- 土日も対応している
など、サポート体制に違いがあります。
「安いけれど問い合わせが全然つながらない…」という会社では、トラブル時に不安を感じるかもしれません。
引っ越しでよくある質問(Q&A)
ここでは、引っ越し時によく寄せられる疑問をまとめました。
Q. 引っ越し当日でも申し込みできますか?
A. 会社によっては対応可能ですが、希望日に開通できない場合があります。
引っ越し当日に電気が使えないと生活に支障が出るため、できれば1~2週間前までに申し込むのがおすすめです。
Q. 停電の回数が増えたりしませんか?
A. いいえ。
新電力へ切り替えても、電気を送る送配電設備はこれまでと同じです。
そのため、停電しやすくなることは基本的にありません。
Q. 工事は必要ですか?
A. 多くの場合は不要です。
スマートメーターが設置されている住宅なら、立ち会い工事なしで切り替えできるケースがほとんどです。
Q. 賃貸でも自由に選べますか?
A. 多くの賃貸住宅では選べます。
ただし、高圧一括受電マンションや電気代が家賃・管理費に含まれている物件では、個別契約ができない場合があります。
Q. 今契約している電力会社の解約は自分で行う必要がありますか?
A. 引っ越しを伴う場合は、現在の住まいの電気使用停止(解約)の手続きは基本的に自分で行います。一方、新居で契約する新電力会社への申し込みは別途必要です。
「旧居の解約」と「新居の契約」はセットで考え、忘れずに手続きを進めましょう。
引っ越しをしてから新電力に申し込む方法
引っ越しを完了させてから新電力のプランをゆっくり検討したいという方もいらっしゃると思います。そうのような場合は一旦関東であれば東京電力などの大手電力会社と一旦契約しましょう。その後引っ越し先で請求書が一度届いたタイミングで新電力への切り替えをしてもいいでしょう。
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引越しと同時に申し込めるオススメ新電力会社
ここからは引っ越しと同時に申込ができる新電力会社の中から特に人気の新電力会社を紹介いたします。
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電気代の無料シュミレーションサイトの利用
新電力会社を選ぶときには数が多くて迷ってしまいます。その時は新電力シュミレーションサイトで比較してみましょう。その中でも人気の電力比較サイトはエネチェンジという比較サイトです。エネチェンジはガスや電気を変更する方にオススメの会社を紹介する会社です。上場企業しているので安心感があります。もちろんシュミレーションは無料ですので試しにやってみましょう。
まとめ
今回は引っ越し後にすぐに新電力が利用できる方法や新電力会社を紹介しました。引っ越しはあれもこれもとやることは多いです。まずは大手電力会社に契約して1ヶ月ぐらいして大手電力会社から一回請求書が届いてからで十分だと思います。環境が整ってからでも遅くはありません。ただズルズル先延ばしにして新電力会社に変更しないのはもったいないですよ。電気の使用量によっても違いますが、月10,000円以上の電気代を払っている方は年間で10,000円以上安くなる可能性もあります。引っ越し後作業が落ち着いたら新電力にネットから申し込んじゃいましょう。









