2022年に入りロシアのウクライナな侵攻の影響により石炭や天然ガスが大幅に値段が上がり、新電力から撤退する会社が増えております。そして実際に法人の電気代が大幅に値上がりしている現状もあります。今回はそのような状況の中でお困りの方に安定して高圧電力が契約できる新電力会社を紹介していきます。
目次
電力の自由化とは
まず初めに電力自由化について振り返ってみます。電力自由化は2016年4月より施行されました。2016年に一般家庭用のいわゆる低圧電力が自由化になり今まで東京電力や関西電力などの大手電力10社の独占市場であった電力市場は誰でも自由に電力会社を選べるようになりました。2016年から家庭用の電力自由化が始まりましたが、最初の電力自由化は2000年3月に始まりました。最初は大規模工場やデパートなどの特別高圧と言われる区分からスタートしその後、2004年4月・ 2005年4月には、中小規模や中小ビルへなどの「高圧」区分へ徐々に拡大していきました。今回はこの「高圧」の区分について解説していきます。参考サイト:経済産業省電力自由化ってなに?
「高圧電力」と「低圧電力」の違い
「高圧電力」と「低圧電力」の違いについて確認しましょう。まず低圧電力とは何かというと、電力契約が50kw未満の場合を低圧電力と呼びます。低圧電力は少量の電気を使用する事務所や商店・カフェなどの一般家庭などの供給されます。一方高圧電力は契約電力が50kw以上の契約になります。高圧電力は大規模ショッピングモールや工場、飲食店や美容室、幼稚園や保育園、スーパーマーケットなどさまざまな商業施設に適しています。
【低圧電力】
契約電力が50kW未満(一般家庭、事務所、商店)
【高圧電力】
契約電力が50kW以上(工場・病院・商業施設)
出典:電気事業連合会
高圧電力と低圧電力の確認方法
高圧電力と低圧電力のどちらかわからない時の見分け方は2つの方法があります。
高圧電力と低圧電力の見分け方①電気代の明細書を確認する
一番簡単な方法は電気代の明細書を確認する方法になります。明細書の中に契約種別という欄がありますのでそこで「高圧」か「低圧」を確認します。
高圧電力と低圧電力の見分け方②キュービクルあるか
高圧電力には変圧設備のキュービクルの設置が必要になります。「高電圧変電設備」と書かれている看板が敷地内に設置されていると思います。この表示があれば高圧電力が供給されているということがわかります。
法人向けの高圧電力を見直すのメリット
電力自由化で一般家庭用の電気代が安くなっているように、高圧電力も自由に企業が選ぶことができます。高圧電力を新電力会社に切替するメリットについて解説していきます。
メリット①電気料金を削減できる
電力会社を変更する最大のメリットは電気料金の削減になります。今までは大手電力会社の10社からしか電気は購入できませんでしたが、市場が解放されたことによって自由に競争ができるようになりました。高圧電力を使用している法人は元々相当な電気を使用するために毎月の電気代も高額になります。そのため新電力会社に変更するだけで毎月の電気代が10%以上安くなることもあります。
※2022年9月時点ではウクライナの紛争の影響により天然ガスや石炭が大幅に高騰しており、以前にように10%安くなることは難しくなってきております。
メリット②請求書が一本化されて事務作業が楽になる
新電力会社へ切替をするだけで請求書が一本化できるというメリットがあります。全国で展開している企業の場合は電気の契約は関東であれば東京電力、関西では関西電力とその事業所がある地域の電力会社との契約でしたが、新電力の場合は地域ごとに契約する必要はなくなり全国の事業所で電力会社を統一することができます。電気代の支払い先を一本化できるの事務作業が軽減できます。
高圧電力会社選びのコツ・ポイントは?
それでは高圧の新電力への変更がわかったところで高圧電力を選ぶポイントについてみていきましょう。
新電力会社選びポイント①実績のある会社を選ぶ
新電力会社は600社もありますが実際に電気の販売をしていない会社もあります。電気代が安いからといって自分で調べてすぐ契約するのは少し不安です。実績がある会社の方が顧客対応やサポート体制も充実しているはずです。まずは実績のある会社にするのが一番安心です。
新電力会社選びポイント②電気料金設定
実績のある会社を確認したら次に大事なのはもちろん料金ですよね。電気代を節約するには電気の単価が重要になってきます。1キロワットあたり何円なのかを事前に確認しときましょう。そして数社の電気代のシュミレーションみて確認していきましょう。
おすすめの高圧向け新電力一括見積もりサイト
ここからは高圧電力オススメのサイトをご紹介していきます。
高圧電力切替オススメサイト:エネチェンジBiz
続いて紹介するのは上場しており信頼と実績があるエネチェンジになります。なんと電力切り替え実績は約4万件で全国約30社の電力会社と提携しております。エネチェンジもタイナビスイッチビズ同様経験豊富な電気代削減コンサルタントが見積もりから切替まで安心して任せられます。
エネチェンジの魅力は見積もり依頼をした企業の90%以上が、今の電気代より安くなったという実績です。エネチェンジならば信頼できる実績がありますので安心して相談してできるね。自分で探すのは時間がかかるからとりあえず相談してみよう。
公式サイトはこちら:法人電力比較 エネチェンジBizの利用で電気料金がお得に!
電力切替のよくある質問
新電力切替するにあったてよくある質問について先にチェックしておきましょう。
よくある質問①一括見積もりすると営業がしつこそう
エネチェンジBizは一度に複数の会社のお見積もりが取れますが、電力会社からの直接的な営業電話やメールが来ることはないので安心です。両社とも専門のスタッフが対応してくれます。
よくある質問②切替工事は必要なの?
電力会社の変更にあったて工事の必要はありません。スマートメーターが設置されてない場合は切替工事が必要となりますが、立ち会う必要はありません。
よくある質問③停電の心配はない?
新電力に切替したからといって停電しやすくなると言うことはありません。新電力会社は電気の販売だけしており、保安の部分は今まで通り大手電力会社が実施しております。落雷なので停電になった場合でも電気の送配電の設備は、東京電力だとろうと新電力であろうとどこの電力会社も一緒にですので電気の復旧のタイミングも同じになります。
よくある質問③新電力会社が倒産することはないの?
新電力会社は電気の小売事業に参入するのに国の厳しい審査を受けて許可されております。そう簡単に倒産したりする会社は元々参入しておりませんが、現代はどんな会社でも倒産するリスクはありますので100%倒産しないとは言えません。仮に倒産になった場合は、電気を今日供給している先に15日前までに通知するという決まりがあるため急に電気が使えなくなることはありません。新しい新電力会社に契約変更できな場合は地域大手電力会社(東京電力・関西電力)が電気を供給してくれるため電気が止まることはありません。
よくある質問④契約を解除するときには解約手数料はかかるの?
新電力会社の中でも契約を解除する場合「違約金」がかかる場合があります。電気の契約期間に「1年契約」や「2年契約」などといった縛りが設定されている場合がありますので契約する場合は事前にしっかりチェックしておきましょう。ケースがあります。縛りがある新電力と契約した場合、設定された期間中に解約すると、上記でご説明した「違約金・解約金」が発生する場合があるので、契約条件はしっかりチェックしておきましょう。エネチェンジの担当者が丁寧に説明してくれるので安心です。
電力切替の申し込み~完了までの流れ
新電力会社が決まったらいよいよ切替のSTEPになります。新電力会社への申込みから切替完了までの一連の流れをまとめましたので参考にしてみてください。
ステップ①新電力比較サイトへ問い合わせ
エネチェンジのサイトからお問い合わせする。
ステップ②電気代の請求書を送る
明細書がなくても請求金額などの電気料金がわかれば大丈夫です。
ステップ③一括見積もりが届く
エネチェンジから一括見積もりが届き担当者より連絡がくる
ステップ④社内で検討を実施
切替に当たる疑問や不安をスタッフに相談しながら社内で検討する。
ステップ⑤切替手続きへ
新電力の切替が正式に決まったらあとは新電力会社紹介会社にお任せするだけで特に私たちがすることはありません。2~3ヵ月あれば切替まで完了します。
まとめ
今回は現在原料価格高騰の影響で新規受付を停止している会社が多い高圧電力について解説しました。高圧電力は一般家庭と違って自分で選ぶのははなかなか難しいです。なぜならば新電力会社の中でも低圧は行っているが高圧は実施していない会社もあり自分で最適なプランを選べないからです。高圧電力を大手電力会社から変更するだけで大幅に電気代を削減できる魅力はありますので無料の見積もりサービスを利用して最適な新電力会社を紹介してもらいましょう。