お風呂場やキッチンの「24時間換気扇」、結構電気代がかかっているんじゃないかと心配になりませんか?今回は24時間換気の電気代とメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
24時間換気が必要な理由
まずはなぜ24時間の換気扇を設置する必要があるかについて確認しましょう。昔の家は窓の隙間から風などが室内にか入り込んでいましたが、最近の家は高密化が進んでおり自然に換気することができにくくなっております。そのために2003年の7月に、「建築基準法」が改訂され、24時間換気をすることが義務付けらました「シックハウス症候群」をと呼ばれる材から発生する化学物質やカビやダニなどの空気汚染が健康に影響することが指摘されているため、室内の空気を清潔に保つため・私たちの健康を守るために必要なことになります。
換気扇を24時間つけっぱなしにすると得られるメリット
それでは次に24時間換気扇のメリットをみていきましょう。
メリット①空気の入れ替えができる
換気扇を回しておくと空気の入れ替えができ部屋の生活臭や嫌な匂いも逃すことができますし、新鮮な空気を外から取り込むことができます。
メリット②アレルギー対策
換気が不十分だとハウスダストやカビ・ダニが発生し、それが原因によるアレルギーの原因になってしまいます。
メリット③結露予防
結露は室内と屋外の温度差が拡大する時期に発生します。換気をすることで空気を動かすことにより結露を防ぎます。
24時間換気扇にかかる電気代は?
24時間換気のメリットがわかったところで、次に24時間換気の電気代についてみていきましょう。24時間つけっぱなしだから結構かかっているんじゃないのときになりますよね。実際は月々数十円から数百円くらいしかかかっていません。以下がそれぞれの電気代になります。
トイレの換気扇の電気代
トイレの換気扇は消費電力は3Wなので24時間つけっぱなしにしても月々58円程度になります。3w × 24時間 × 30日 = 2.16kWhとなり、1kWhを27円で計算すると、約58円です。
お風呂の換気扇の電気代
続いてお風呂の換気扇は消費電力が20w前後になりますので24時間つけっぱなしにしたとしても、20W × 24時間 × 30日 = 14.4kWhとなり、1kWhを27円で計算すると、約388円です。
台所の換気扇の電気代
キッチン・台所の換気扇は、消費電力が弱運転でも消費電力は30wになります。30w × 24時間 × 30日 = 21.6kWhとなり、1kWhを27円で計算すると、約583円です。
換気扇の場所 | 消費電力 | 1カ月の電気代 |
トイレの換気扇 | 3W | 58円 |
お風呂の換気扇 | 20W | 388円 |
台所の換気扇 | 30W | 583円 |
合計 | 1,029円 |
トイレ・お風呂・キッチン3箇所の24時間換気をつけっぱなしでも一ヶ月の電気代は1,000円くらいと考えておけばいいでしょう。
電気代が気になるので24時間換気は止めてもいい?
一ヶ月の電気代を1,000円でもお得になればいいなと思って24時間換気システムを止めようと考えているか方は、止めるのはやめておきましょう。24時間換気は先ほど触れたように法律で設置が決められております。人体へ悪い影響がないように空気を循環させるためには24時間換気はつけっぱなしにしましょう。
24時間換気の電気代が気になる方は?
少しでも電気代を節約したいという方は新電力への切り替えを検討しましょう。現在東京電力や関西電力などの大手電力会社を使用している場合は新電力会社に切り替えすることで電気代を節約することができます。30A以上あればほとんどの新電力会社が今より安いプランに変更できます。工事も不要でネットで簡単に切り替えできますので是非試してみてください。
換気扇の効果を高める方法
換気扇を24時間つけっぱなしにするなら是非やっておきたい換気扇の効果を高める方法がありますので紹介していきます。
①ドアや窓を閉めて密室にする
換気扇を使用している部屋は密室にすることが大事です。密室にすることで換気扇の効果を高めることができます。窓があるお風呂では窓を開けて換気を行う方が多いと思いますが、換気扇をつけるときは窓を閉めて行いましょう。
②定期的に換気扇を掃除する
換気扇は月に1度の掃除をしましょう。定期的に清掃を行うことで、電気代の節約に繋がるだけでなく、綺麗な空気を循環させることができます。換気扇のフィルターのホコリは水で洗うだけで簡単に取れます。換気扇を掃除する際は取扱説明書をよく確認してから掃除しましょう。
まとめ
今回は24時間換気扇について解説しました。まとめるとキッチン・お風呂・トイレを24時間つけっぱなしでも月の電気代は1,000円程度ですのでそこまでかかりません。その分結露の防止やニオイやカビの抑制をしてくれると考えるとメリットの方が多いです。電気代を少しでも抑えたい方は新電力への切り替えの検討をおススめします。最近の新電力会社はたくさんのお得なキャンペーンを実施しておりますよ。