リンナイのビルトインコンロを使用されている方に今回はエラーコードの一覧や対処方法について解説していきます。
目次
リンナイエラーコード一覧
コンロに不具合が起こるとエラーコードが表示されます。どのようなエラーがあるのでしょうか?まずはエラー表示がコンロのどこの部分当たるのか確認しましょう。
表示 | 箇所 |
-1 | 標準バーナー(中バーナー) |
-2 | 小バーナー |
-3 | 強火力バーナー |
-5 | グリル |
エラーコード「00」:コンロの消し忘れ機能が作動
エラーコード「00」はコンロの消し忘れになります。コンロの消し忘れで消えているだけなので点火ボタンを元の位置に戻し再度点火ボタンを押すと点火します。
エラーコード「02」:ガスコンロの安全装置が働いた
エラーコード「02」は下記のガスコンロの安全装置が作動した時に表示されます
- 焦げつき消火機能
- 調理油過熱防止機能
- 空焚き防止機能
- 炊飯ハイカット機能
- グリル過熱防止機能
点火ボタンを元の位置に戻してください。機器が冷めてから再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。点火して間もなくエラー02が表示される場合は器具の故障の可能性がありますのでガス会社に相談してみてください。
エラーコード「03」:鍋なし検知機能が作動
エラーコード「03」はデリシアなどに搭載されている鍋なし検知機能になります。この機能は鍋がコンロの上に置かれていない時にエラーが発生します。鍋を置いて点火すれば大丈夫です。
エラーコード「06」:電池交換の時期
エラーコード「06」は電池交換のエラーです。コンロの電池を交換すれば直ります。電池の交換の目安は約半年~1年くらいになります。
エラーコード「11」:点火操作時に火が点かない
エラーコード「11」は点火した時に火がつかないエラーになります。
①1カ所または2カ所で火が点かない…バーナーキャップが汚れていたり濡れていたりすると火が点かない場合があります。お掃除やバーナーキャップを交換しても改善されない場合は、コンロの故障の可能性があります。
②全てのバーナーで火が点かない…その他のガス器具(給湯器やファンヒーターなど)が利用できるか確認してください。利用できない場合はガスの供給が止まっている可能性が高いため、ご利用のガス会社へ連絡してください。コンロのみ利用できない場合は機器の故障の可能性があります。
③全てのバーナーで問題なく使え、点火ボタンが押されたままになっている…点火ボタンを消火位置に戻してからご利用ください。全てのバーナーで問題なく使え、ボタンはちゃんと消火位置になっている…スイッチの故障の可能性があります。ボタンが押されていないのにも関わらず、機器が点火ボタンが押されていると認識してしまうことでエラーが表示されています。ガスが漏れるなどの安全上の問題はありませんが、応急処置として、コンロを利用しないときは乾電池を抜いてください。
エラーコード「12」:立消え安全装置の作動
エラーコード12はコンロバーナー燃焼中に火が消えてしまい、機器の安全装置が作動して、運転を停止していることを表しています。
①ガス栓の開き不足
一度、ガス栓をご確認していただき、再度、運転してください。
②室内の酸素が異常に少なくなっている
十分にお部屋の換気をして頂いてから、再度、運転してください。
エラーコード「14」:温度センサー過熱防止機能の作動
エラーコード14は温度センサー過熱防止機能が働いた際に表示されます。点火ボタンを元の位置に戻してください。機器が冷めてから再度点火ボタンを押し、点火するか確認してください。
エラーコード「12」:立消え安全装置の作動
エラーコード12はコンロバーナー燃焼中に火が消えてしまい、機器の安全装置が作動して、運転を停止していることを表しています。
エラーコード「22」:感震停止機能が作動
エラーコード22は、感震停止機能が働いた際に表示されます。ガスコンロを利用中に震度4以上の揺れを検知した際に表示されます。ガスコンロの電源を入切するか、点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。
【考えられる故障箇所】感震器、電装ユニットなど
エラーコード「24」:感震停止機能が作動
エラーコード24は、センサー切キー故障、高温炒めスイッチの故障を検知した際に表示します。点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。
【考えられる故障箇所】操作基盤、電装ユニットなど
エラーコード「31」:サーミスタの断線を検知
エラーコード31は、サーミスタの断線を検知した際に表示します。点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください
【考えられる故障箇所】サーミスタなど
エラーコード「32」:サーミスタの回路故障を検知
エラーコード32は、点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。
【考えられる故障箇所】サーミスタ、電装ユニットなど
エラーコード「40」:ガスコンロの感震器の断線が検知
エラーコード40は、コンロの感震器の断線を検知が働いた際に表示されます。AC100V電源タイプの場合は一度コンセントを抜いて再操作してください。それ以外の場合は、再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。
【考えられる故障箇所】感震器、電装ユニットなど
エラーコード「70」:回路不良が発生
エラーコード70は、回路不良が発生した際に表示されます。点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。
【考えられる故障箇所】電装ユニットなど
エラーコード「71」:回路不良が発生
エラーコード71は、エラー71は、セーフティバルブ回路故障が発生した場合に表示されます。
【自分での対処方法】火傷に気をつけていただき、点火ボタンを消火の位置に戻していただいた上、再点火をお願いします。
【改善しない場合】
本体基盤などの故障の可能性があります。
エラーコード「72」:サーモカップル回路故障
エラーコード72は、サーモカップル回路故障を検知した際に表示されます。点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。それでも改善しない場合は器具の故障またはその他不具合の可能性があります。
【考えられる故障箇所】
電装ユニット、サーモカップルなど
エラーコード「79」:ステッピングモーター位置エラー
エラーコード79は、ステッピングモーター位置エラーが発生した際に表示されます。点火ボタンを元の位置に戻してください。再度点火ボタンを押して点火するか確認してください。
【考えられる故障箇所】
電動バルブユニット、電装ユニットなど
どうしても原因がわからない時の連絡先は?
コンロのエラーコードでもわからず原因がわからない場合は自分で対処することは難しいですので、ガス会社やガス機器を購入された販売会社に相談してみましょう。コンロの故障の場合はメーカーサービスで修理することが対応可能です。集合住宅にお住まいの方はコンロのなどのガス機器は大家さんの所有になっていることが多いので大家さんや管理会社に相談をしましょう。また各社のHPにメーカーのよくある質問のQ&Aが記載されておりますので紹介しておきます。
コンロの寿命はどれくらい?
コンロのエラー表示がされた場合は何らかの故障か不具合の可能性が高いです。ビルトインコンロやガステーブルなどの寿命は一般的に10年程度と言われております。まだ交換してから5年以内では修理の方がいいですが、7.8年程度経過していたら新品への交換も検討されてもいいでしょう。

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まとめ
今回はリンナイのビルトインコンロのエラー表示について紹介しました。コンロにエラーが表示されたらまずは落ち着いてエラーコードを見てみましょう。火が途中で消えることなどの症状を確認したら自分でエラーの原因を調べてみましょう。自分ではやっぱり難しいという方はガス会社にお電話するのが一番安心です。ガス会社であればすぐに対応してくれるから安心です。10年以上コンロをご使用されているなら交換を検討してもいいでしょう。