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レギュラーガソリンが安いのはどこ?最新価格動向と最安値スタンドの見つけ方

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近年のガソリン価格高騰を受け、「どのガソリンスタンドで入れるのが一番安いのか?」と気になる方も多いでしょう。 本記事では、日本全国のレギュラーガソリン価格について詳細に分析し、どこで給油すると最もお得になるのかを検証します。最新の全国平均価格や地域差の傾向、大手スタンド各社の価格動向、独立系スタンドとの違い、さらに最安値で給油するための具体的な節約術まで幅広く解説します。ガソリン代を少しでも節約したいドライバー必見の内容です!

最新のレギュラーガソリン全国平均価格と価格変動の要因

まずは最新のレギュラーガソリン全国平均価格から確認しましょう。2025年現在、レギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり約184円前後となっています。つい数年前までリッター当たり150円前後だったことを考えると、かなり高い水準にあります。2023年から2024年にかけて価格が急上昇し、歴史的な高値圏に達しました。最近はわずかに下落傾向が見られるものの、それでも180円を超える高止まり状態が続いています。

価格変動の主な要因としては、以下のようなポイントが挙げられます。

  1. 原油価格の動向: ガソリンの元となる原油価格が上昇すればガソリン価格も上がります。近年は世界的な原油需要の増加や産油国による減産調整、さらには地政学リスク(中東情勢やウクライナ情勢など)の影響で、原油価格が高騰しました。これが直接的に国内のガソリン価格押し上げ要因となっています。

 

  1. 為替レート(円安)の影響: 日本は原油のほぼ全量を輸入に頼っています。そのため、円安ドル高が進むと、同じ原油を買うにも支払う円の額が増え、結果的にガソリンの仕入れ価格が上昇します。近年は円安傾向が続いており、これもガソリン高の一因です。

 

  1. 税金や政策: ガソリンには揮発油税や地方揮発油税、さらに消費税といった重い税負担がかかっています。レギュラーガソリン1リットルあたり約53.8円の揮発油税等に加え、その税金部分も含めて消費税10%が課税されます。実は店頭価格のうち約4割前後は税金と言われるほどです。税率そのものはすぐ変わりませんが、2019年の消費税増税(8%から10%)ではガソリン価格も数円上乗せされました。また、政府の価格抑制策も影響しています。2022年から実施されている**「燃料油価格激変緩和補助金」**によって、元売り各社への補助を通じガソリン小売価格を抑える措置が取られています。この補助金のおかげで、もし支援策がなければ200円/Lを超えていたとも言われる価格が、180円台に抑えられている側面があります。

 

  1. 季節要因・需給バランス: ドライブシーズンや長期休暇(お盆・年末年始・GWなど)には需要増で価格が上がりやすい傾向があります。一方、需要が落ち込む時期には価格が緩みやすくなります。また、各国の景気動向やOPECの生産動向による需給バランスの変化もガソリン市況に反映されます。

 

以上のような要因が絡み合い、ガソリン価格は日々変動しています。昨今は特に世界的なインフレとエネルギー需給逼迫の影響で高値傾向ですが、日本政府の補助金政策などで急激な変動を緩和している状況です。

“エネくらべ君”
“エネくらべ君”
最新の全国平均184円前後という水準は、過去と比べてもトップクラスの高値であり、家計への負担感も大きい水準と言えるでしょう。

ガソリン価格が安い地域・高い地域の傾向

日本国内では地域によってガソリン価格に差があることが知られています。同じ全国平均184円でも、地域別に見ると最も安い地域と高い地域ではリッターあたり十数円もの差が生じることがあります。ここではガソリン価格が安い地域と高い地域の傾向を解説します。

ガソリン価格が安い地域の傾向:
一般的に、大都市圏や製油所に近い地域、競合スタンドが多い地域ではガソリン価格が安い傾向にあります。例えば関東圏や中部圏の一部、また北海道・東北地方の一部などは全国平均より安い価格で推移しがちです。具体的には、千葉県や埼玉県、愛知県、北海道、青森県といった地域が比較的安値で推移することが多いです。千葉や愛知は大規模な製油所や油槽所があり供給面で有利なこと、さらに都市近郊でガソリンスタンド同士の競争が激しいことが理由です。北海道も意外かもしれませんが、主要都市周辺ではスタンド間競争が強く、価格が抑えられる傾向があります(ただし道内でも地域によります)。競争原理がしっかり働いているエリアほど、値上げしてもすぐ隣のスタンドが値下げで対抗するといった動きがあり、結果的に価格水準が下がりやすいのです。

ガソリン価格が高い地域の傾向:
反対に、離島や内陸の山間部、スタンド数が少なく需給が逼迫しがちな地域ではガソリン価格が高めです。顕著なのは長野県や高知県、鹿児島県、長崎県、山形県などで、しばしば全国で最も高い水準となります。例えば長野県はしばしば「全国一ガソリンが高い県」としてニュースになるほどで、2023年前後でも長期間にわたり平均価格全国トップでした。長野県の場合、沿岸部に製油所や油槽所がある周辺県から山岳地帯を越えて燃料を運ばねばならず輸送コストが高いこと、人口密度の割にスタンドが点在し各店舗の販売量が少なく経営効率が悪いため利益マージンを高めに設定せざるを得ないことなどが要因とされています。同じ内陸でも隣接する新潟県(日本海側に港があり供給拠点がある)は長野よりリッターあたり10円以上安い水準で、「越境給油」といって長野県民がわざわざ新潟県や他県まで車を走らせ給油するケースもあるほどです。高知県や鹿児島県といった南方の地方も、物流面のコスト増やスタンド間競争力の弱さから価格が高めとなります。離島の沖縄県も、本土と比べると運送費の影響で高い傾向でしたが、近年は輸送インフラ整備や独自の価格競争により全国平均並みまで落ち着くケースもあります。

このように、**「海沿いで供給に有利&競争が激しいエリアは安く、内陸や離島で供給コスト高&競争が弱いエリアは高い」**というのが大まかな傾向です。ただし絶対的なルールではなく、各地域の事情によって変わります。例えば同じ県内でも都市部と山間部で価格差が出ることもありますし、一時的に安売り競争が起これば局所的に相場が下がることもあります。ドライバーとしては、自分の住む地域やよく行くエリアの価格傾向を把握し、少し離れた安いエリアで給油するなど工夫することで節約につなげることができます。

全国主要ガソリンスタンド(ENEOS・出光・シェル・コスモ)の価格比較

ガソリンスタンドには様々なブランド(系列)が存在しますが、**「どのブランドのスタンドが一番安いのか?」も気になるポイントです。

全国的に展開する主要スタンドブランドとして、ENEOS(エネオス)、出光興産(apollostation アポロステーション)、昭和シェル石油(現在は出光と統合)、コスモ石油などが挙げられます。それぞれの価格設定やサービスに特徴はありますが、結論からいうと「同じ地域内であれば、どのブランドでも看板価格に大きな差はない」**のが実情です。

理由は、ガソリンの卸価格や輸送コストはその地域内ではほぼ共通であり、最終的な販売価格は周囲の競合店との競争によって決まるからです。同じ街中であればENEOSだろうとコスモだろうと、大きく離れた価格をつければお客さんが来なくなるため、結局は地域最安値付近の価格に収れんしていく傾向があります。したがって、「○○ブランドだから常に安い/高い」というより、「その店舗が立地する地域の市況」の方が価格に与える影響が大きいのです。

とはいえ、各社のスタンドには独自の割引制度やサービスがあるため、上手に活用すれば「実質的に安くなる」場合があります。例えば:

  • ENEOS(エネオス): 国内シェアNo.1のスタンド網です。価格面では地域相場に準じますが、エネオスカードというクレジットカードを発行しており、利用額に応じて最大7円/Lのキャッシュバック割引が受けられるプランがあります(その他、給油ごと常時2円/L引きのプラン等あり)。またTポイントやdポイントが貯まる/使える店舗も多く、ポイント換算すればその分お得に利用できます。

 

  • 出光興産・昭和シェル(アポロステーション): 出光と昭和シェルは経営統合し、新ブランド「apollostation」を展開しています(看板は出光 or シェルのままの店舗もあります)。出光系では**「まいどプラスカード」という年会費無料のクレジットカードでリッターあたり常時2円引きといった割引が受けられます。また出光カードには利用額に応じてポイントが貯まるコースや、ガソリン代を後日まとめて値引きするコースもあり、利用状況次第ではガソリン代が大きく節約できます。旧シェル系では「シェルスターレックスカード」が有名で、利用額に応じてランクが上がり、最高ランクだとレギュラーガソリンで最大7円/L引き**(ハイオクは最大12円/L引き)になる特典があります。いずれも普段からそのブランドスタンドを使うなら持っておいて損はないカードです。

 

  • コスモ石油: コスモ石油も全国各地にネットワークがあります。価格自体は地域相場次第ですが、コスモ・ザ・カードというクレジットカードで通常2円/L引き、特定日はさらに値引き、といった会員優待があります。また一部のコスモ系スタンドは楽天ポイントが使えるなど、ポイントサービスで差別化を図っています。

 

  • その他の主要ブランド: キグナス石油、JA-SS(農協系列のスタンド)、宇佐美(系列問わず大型店舗展開)なども全国に点在しています。これらも価格は立地するエリアの相場に沿いますが、それぞれ独自の会員割引や提携カード(例えば宇佐美は出光系カード提携等)による値引きを提供しています。

 

以上をまとめると、大手ブランド間で「ここが常に安い」という明確な序列はありません。看板価格だけ見れば、地域ごとの最安値争いに各社とも加わっている状態です。ただし、会員カードやポイントを活用した場合の実質価格で比較すれば、自分の利用状況に合ったスタンドを選ぶことで最も安く給油できるお店を見つけることができます。例えば月に何度も給油するならエネオスカードの高キャッシュバックを狙う、たまにしか給油しないなら年会費無料で即時割引のある出光まいどプラスカードを使う、などです。

“エネくらべ君”
“エネくらべ君”
主要スタンドとは少し異色ですが**「コストコ(Costco)」**のガソリンスタンドも見逃せません。コストコ会員限定ではありますが、その価格の安さは群を抜いており、地域最安よりさらに数円安いこともしばしばです。お近くにコストコの給油所がある場合、会員費用を差し引いても年間を通せば相当の節約になるケースもあるでしょう。

独立系スタンドと大手系列店の価格の違い

街中を走っていると、ブランド看板のないガソリンスタンドや、聞き慣れないプライベートブランドのスタンドを見かけることがあります。こうした独立系(無印)スタンドは、大手元売り系列に属さない給油所で、価格が安いケースが多いです。ではなぜ独立系スタンドは安いのか、大手系列店との価格差はどの程度あるのかを見てみましょう。

独立系スタンドが安い理由:

  • 安価な仕入れルート: 独立系は特定の元売り(メーカー)と系列契約を結んでいないため、自由に安い仕入れ先を選べます。たとえば元売り各社の余剰在庫を相場次第で安く買い付けたり、輸入燃料を共同購入したりと、市場価格に合わせて柔軟に調達できます。これを業界では「業転玉(ぎょうてんだま)」と呼び、市況に応じて卸価格を抑えられる分、店頭価格にも反映しやすいのです。
  • 低コスト運営: 独立系の多くはセルフサービス形式で人件費を抑えたり、洗車や整備といった付帯サービスを最低限にして運営コストを下げています。ブランド料や看板代といった経費も不要です。その分を価格に反映して1円でも安く提供し、集客に繋げようという戦略です。
  • 薄利多売の戦略: ブランド力で集客できないぶん、価格で勝負しようとする独立系は多く、あえて利益マージンを小さくしてでも近隣最安値に設定するケースがあります。消費者側も「無名だけど安いスタンドがある」と知ればそこに集まるため、ある程度の集客が見込めるなら薄利多売でも利益を確保できます。

大手系列店との価格差:
実際の価格差は地域や店舗によって様々ですが、一般的にはリッターあたり数円程度、独立系の方が安い傾向があります。例えば周辺のENEOSや出光が158円なら、無印スタンドは155円、といった具合です(価格は仮の例です)。中には同じ地域でも5円以上差がある激安スタンドも存在します。特に地方都市や幹線道路沿いでポツンと安売りしている独立系などは、口コミで広がり行列ができるほどの人気になることもあります。

ただし近年、この差は縮まりつつあるとも言われます。理由の一つは、元売り各社が卸価格の見直しを行い、独立系だけ極端に安く仕入れられないよう調整してきているためです。言い換えれば、大手系列スタンドも市場連動型の価格体系を取り入れ、独立系との仕入れ価格格差が小さくなってきました。その結果、独立系だけ異様に安いという状況が減り、地域全体で価格が均一化する方向にあります。また、生き残りのために大手系列もセルフ化を進めたり独自割引を強化したことで、独立系との差が埋まってきた側面もあります。

品質やサービス面の違い:
価格が安いと「燃料の品質は大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、日本のガソリンは厳しい規格(JIS規格)を満たす必要があるため、独立系でも品質面は基本的に問題ありません。 実際、多くの独立系スタンドは大手元売りから卸してもらったガソリンを販売しています(看板を掲げていないだけで、中身は大手と同じというケース)。ただし、ハイオクガソリンに関しては元売りごとに添加剤が異なりますが、独立系では汎用的な添加剤を使うか、またはハイオクを扱わずレギュラーのみのところもあります。サービス面では、独立系はセルフ給油のみ・窓拭きなどのサービス無しという店舗も多いですが、そのぶん価格に還元されていると考えてよいでしょう。

まとめると、「とにかく看板価格が安いスタンドを探す」なら独立系スタンドは要チェックです。ただし独立系はチェーン展開が少なく点在しているので、日常的に使える範囲にあるかどうか、また会員割引など大手系列で受けられるメリットと比較して総合的に判断すると良いでしょう。

最安値で給油するためのコツ・節約術

ガソリン代を少しでも節約するために、ドライバーができる工夫やテクニックをいくつかご紹介します。ちょっとした手間や習慣で、年間の燃料代に大きな差が出ることもあります。

  • 価格比較サイトやアプリを活用する: スマホで手軽に近隣のガソリン価格を調べられる**「gogo.gs」**などのサービスを活用しましょう。現在地周辺のスタンド価格が一覧でわかるので、最安のスタンドを見逃しません。専用アプリやカーナビ連動サービスもあるので、ドライブ中でも便利です。
  • セルフスタンドを選ぶ: フルサービスのスタンドよりも、セルフ式のスタンドの方が価格設定が安いことが一般的です。スタッフによる給油や窓拭きなどのサービスがない分、人件費が抑えられ価格に反映されています。「特にサービスは不要、とにかく安く入れたい」という場合はセルフスタンドを選びましょう。
  • 会員カード・ポイントを駆使する: よく利用するスタンドがあるなら、その専用クレジットカードや会員制度に加入するのが鉄則です。前述のように、エネオスや出光、コスモなど各社で2〜7円/L程度の割引やポイント還元があります。年会費がかかるカードもありますが、給油量次第では十分元が取れます。またクレジットカードがなくても、楽天ポイントやTポイント、Pontaカードなど提携ポイントカードを提示するだけでリッターあたり1〜2円相当のポイントが付与される場合も。「現金払い&非会員」だと損なので注意しましょう。
  • 曜日や時間帯の割引を狙う: スタンドによっては特売日や時間帯割引を設定しているところがあります。たとえば「毎週○曜日は会員価格からさらに2円引き」や「給油が少ない深夜帯に値下げ」などです。これは店舗によって様々なので、よく行くスタンドでそういったサービスがないかチェックしてみましょう。特定の日に狙って入れるだけでトクできるなら活用しない手はありません。
  • 値上げ前に満タン、値下げ前は様子見: ガソリン価格は基本的に仕入れ価格に連動して週単位で変動します。ニュース等で「来週から値上げの見通し」など報じられた場合は、その前に満タンにしておくと良いでしょう。逆に値下がり傾向ならギリギリまで給油量を減らして様子を見るのも手です。ただし無理なガス欠走行は禁物ですので、あくまで余裕を持って判断してください。
  • 遠出前に安い地域で給油: 旅行や出張で長距離を走る際は、あらかじめ安いエリアで満タンにしておくことも節約になります。高速道路のサービスエリアのガソリンは割高なので、高速に乗る前に給油しておくのが鉄則です(サービスエリアと一般道ではリッターあたり20円以上差がつくこともあります)。目的地周辺が安ければ、着いてから給油するプランも考えられます。
  • 車の燃費向上も忘れずに: 給油テクニックではありませんが、日頃から燃費を良くする工夫もガソリン代節約に直結します。タイヤの空気圧を適正に保つ、不要な荷物を下ろして車両重量を軽くする、急発進・急加速を避けるなどのエコドライブを心掛けましょう。1Lあたりの走行距離が伸びれば、同じ満タンでもより長く走れ、給油回数(費用)が減ります。

細かな積み重ねですが、以上のようなコツを実践すれば年間で数千円〜数万円の節約になることもあります。特にアプリ・カードの活用とセルフ利用は手軽かつ効果大なので、まだ試していない方はぜひ導入してみてください。

ガソリン価格の長期推移と今後の予測

最後に、レギュラーガソリン価格の長期的な推移と今後の見通しについて触れておきます。ガソリン価格は短期的には乱高下することがありますが、長い目で見ると世界情勢や政策によって大きなトレンドが見られます。

過去の価格推移(ざっくりとした流れ):
ここ数十年を振り返ると、1990年代はリッター110円前後で比較的安定していました。その後2000年代に入ると需要増や原油高を背景にじわじわ上昇し、2008年頃には一時180円近い史上例のない高値を記録しました(この時は原油高に加え暫定税率問題での駆け込み需要も影響)。しかしリーマンショックによる世界不況で原油が暴落すると、2009年頃には120円程度まで急落。その後2010年代前半は140~170円程度で上下し、2014年には再び160円台後半まで上昇しました。ところが2014年末からの原油安局面で2016年頃にはレギュラー100円台後半~110円台という安値も経験しています。直近で記憶に新しいのは2020年のコロナ禍で、世界的に需要が落ち込んだ結果ガソリン価格も低迷し、120円を割り込む安値となりました。しかし2021年以降は経済再開に伴う需要急増と産油国の減産維持、さらには2022年のロシア・ウクライナ危機によるエネルギー市況悪化で原油価格が急騰。日本のガソリン価格も2022年中頃から急上昇し、政府が慌てて補助金を投入する異例の事態となりました。それでも抑えきれず**2023年後半には実質的に過去最高水準(180~185円)**に達し、現在に至っています。

今後の予測:
ガソリン価格の将来予測は難しいですが、現状の延長線上で考えると、しばらくは高止まり傾向が続く可能性が高いです。大きな理由として、世界的な脱炭素の流れで新規の化石燃料開発投資が抑制され、供給が急増しにくいことがあります。一方ですぐに電気自動車へ全面移行というわけにもいかず、今後数年はガソリン需要も底堅いでしょう。この需給バランスから見て、原油価格が劇的に下がらない限りガソリン価格も大幅な下落は見込みにくい状況です。

また、日本国内要因では政府の補助金縮小・終了のタイミングが価格に直結します。2023年末から補助金の段階的な縮小が始まり、完全終了すればその分が上乗せされるため、一時的にリッターあたり数円~十円程度の値上がりが起こり得ます。実際、補助金縮小が行われた2024年や2025年初頭には小刻みに店頭価格が上昇しました。今後補助金が無くなれば、市場原油価格次第では平気で190円、200円に迫る可能性もあります。逆に、もし世界的な景気後退などで原油が下落すれば、補助金が無くとも160円台程度まで下がる余地はあります。

長期的な視点では、2030年代以降は電動車シフトや人口減少でガソリン需要自体が減っていくことが予想されています。それに合わせて国内の製油所やスタンド数も減少が続くでしょう。需要減は通常であれば価格低下要因ですが、供給側も生産調整するため、むしろ**「需要減+供給減で価格は高め安定」というシナリオ**も考えられます。加えて環境税・炭素税などが導入されればガソリン価格に転嫁される可能性もあります。

総合すると、今後しばらくはガソリン価格が劇的に安くなる展開は期待しにくいと言えます。むしろ高値圏で上下を繰り返しながら、徐々に次世代への過渡期を迎えるイメージです。ドライバーとしては、価格高騰に振り回されないよう、前述のような節約テクニックを駆使しつつ、燃費の良い車への乗り換えやハイブリッド・EVの検討など長期的な対策も視野に入れていくと良いでしょう。

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まとめ:賢くスタンドとタイミングを選んでガソリン代を節約しよう

ガソリン価格が高騰する中、「どこで入れるか」「いつ入れるか」で支払う金額には大きな差が出ます。本記事で述べたように、地域による価格差やスタンドの系列ごとの違いを知り、さらに会員制度や給油のタイミングを工夫すれば、かなりの節約効果が期待できます。

ポイントをおさらいすると、全国平均は現在184円/L前後と高水準ですが、安い地域では170円台前半、高い地域では190円近くになることもあります。都市部近郊のセルフスタンドや独立系スタンドは価格が安めなので狙い目です。大手ブランド間で大差はありませんが、各社の会員カード割引を活用すれば実質価格を下げられます。そして、日々の小さな工夫(アプリで最安店を探す・特売日を逃さない等)が年間のガソリン代に効いてきます。

今後もしばらくガソリン高の状況は続くかもしれません。しかし、賢くスタンド選びと給油術を駆使して、少しでもガソリン代負担を減らしていきましょう。 家計に優しく、そして環境にも配慮したエコドライブ精神で、快適かつ経済的なカーライフを送りたいものですね。これからも価格動向にアンテナを張りつつ、上手な節約を心掛けていきましょう!ガソリンを安く入れる