「ガス会社ですが、法律で定められた法定点検に伺いました。」
突然このような案内を受けて、「本当に点検が必要なの?」「詐欺じゃないの?」「断っても大丈夫?」と不安になった経験はありませんか。
近年はガス会社を装った悪質な訪問販売や詐欺のニュースもあり、突然の訪問に警戒する方が増えています。そのため、「法定点検」と言われても、本当に受けるべきなのか迷ってしまうのは当然のことです。
実は、ガスの法定点検は法律に基づいて実施される安全確認の一つであり、ガス漏れや一酸化炭素中毒などの事故を未然に防ぐために重要な役割を果たしています。ただし、点検を装った悪質業者も存在するため、本物の法定点検との見分け方を知っておくことも大切です。
この記事では、ガスの法定点検とは何か、点検内容や費用、拒否や無視をした場合の影響、そして悪質な訪問業者との見分け方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
ガスの法定点検とは?
ガスの法定点検とは、家庭でガスを安全に使用できるように、ガス設備やガス機器の設置状況などを確認するための点検です。ガス漏れや設備の異常を早期に発見し、事故を未然に防ぐことを目的として実施されています。
この点検は、ガス事業法に基づいて行われる法定の保安業務の一つで、ガス会社には定期的に点検を実施することが義務付けられています。一般的には4年に1回以上の周期で実施され、対象となるご家庭には事前に案内が届きます。
なお、法令では4年に1回以上が基準となっていますが、安全確保をより重視しているガス会社の中には、独自の取り組みとして1~2年ごとに自主的な安全点検を実施している場合もあります。そのため、「前回点検を受けたばかりなのに、また案内が届いた」というケースでも、必ずしも不審な訪問とは限りません。
ガスは私たちの生活に欠かせない便利なエネルギーですが、設備の劣化やガス漏れなどを放置すると、火災や一酸化炭素中毒といった重大な事故につながるおそれがあります。こうしたリスクを防ぐためにも、法定点検は安心・安全な暮らしを守る重要な点検といえるでしょう。
ガス点検の立ち会いは必要なの?
結論からお伝えすると、ガスの法定点検は原則として立ち会いが必要です。
その理由は、点検担当者が屋外のガスメーターだけでなく、住宅内に設置されているガス設備やガス機器の安全確認を行うためです。
法定点検では、主に次のような項目を確認します。
- ガスコンロやガス給湯器などの燃焼機器の使用状況
- ガス栓やガス配管に異常がないか
- ガス漏れの有無
- 換気設備が適切に使用されているか
- ガス警報器の設置状況や交換時期(対象の場合)
これらの点検や確認作業は室内で行われるため、基本的にはご本人やご家族の立ち会いが必要になります。
なお、仕事などで都合が合わない場合は、多くのガス会社で日時の変更や再訪問に対応しています。「留守だから受けられない」と諦めるのではなく、事前にガス会社へ連絡し、都合の良い日時を相談するとよいでしょう。
ガスの法定点検は、ガス漏れや一酸化炭素中毒などの事故を未然に防ぐための大切な点検です。安全にガスを使い続けるためにも、案内が届いた際はできるだけ早めに立ち会いの予定を調整することをおすすめします。
ガス点検の時間ってどれくらい?
立会いが必要って書いてあるけどどれくらいかかるのか気になりますよね。通常の点検は15分〜20分ぐらいで終わります。最初に口頭の説明があってその後にガス点検をして最後に点検結果の説明があります。
ガス点検の費用は?
ガス点検の費用は無料です。中にはガス点検を装う悪質な業者がお金を要求してくるケースもありますので注意しましょう。ガスコンロやガス給湯器を家の敷地内で破損等が見つかった場合有償となる場合があります。また長く使っている給湯器も、状態によっては交換をすすめられることもあるでしょう。
ガス漏れ点検の内容
ガス点検っていっても実際は何を点検するのか疑問を持っている方もいると思います。ガス点検は内容は次の通りになります。
【ガス漏れ点検の内容】
- ガスの供給設備・消費設備や配管に漏えいがないか検査
(家の外のメーター周りや配管など) - ガスコンロの点検(点火試験、ガス栓やゴム管など)
- 給湯器の給排気設備の調査
- 警報器の有効期限の確認
ガス漏れ点検の流れ
続いてガス漏れ点検の流れを見ていきましょう。
STEP①:ガス会社より事前の案内チラシが届く
ガス会社よりガス漏れ点検の前には事前にチラシが届きます。ガス会社によっては事前の連絡がない場合もあります。
STEP②:ガス漏れ点検の日時調整
STEP①の時間が難しい場合はガス会社に連絡し日程調整をしましょう。
STEP③:ガス点検当日
ガス点検当日は特に用意するものはありません。宅内まで点検でガス会社の方が入ってきますので掃除したい人は掃除をしておきましょう。
STEP④:ガス漏れ点検の結果報告
ガス点検の内容を報告してくれます。点検によって給湯器やコンロの故障が見つかった場合は修理する必要があります。メーカーの保証期間が過ぎている場合は有償での修理になります。ガス機器を新しいものに変更するのがいいのは修理に出すほうがいいのかどっちがお得なのかはガス会社の点検員さんに相談してみましょう。
ガス漏れ点検不在の場合は
ガスの法定点検の日に不在だった場合でも、慌てる必要はありません。
多くの場合、点検担当者が訪問した際に不在であれば、**ポストへ「不在票」や「点検のご案内」**が投函されます。不在票には担当部署の連絡先や受付窓口が記載されているため、内容を確認したうえで都合の良い日時を連絡しましょう。
ガス会社では、利用者の都合に合わせて点検日時の変更や再訪問に対応しているケースがほとんどです。そのため、「当日不在だったから点検を受けられない」と心配する必要はありません。
ただし、法定点検はガス設備を安全に使用するための大切な点検です。長期間連絡をしないまま放置すると、何度も訪問案内が届くことがあります。安全のためにも、不在票を確認したらできるだけ早めにガス会社へ連絡し、点検日を調整することをおすすめします。
ガス点検を拒否したらどうなる?
ガス点検を拒否した場合はどうなるのでしょうか?ガス点検を拒否すると次のようなリスクもあります。参考:国民生活センター:ガス点検拒否してもいいの?
①ガスの供給が止まってしまう
基本的にはガス会社は安全が確保できなければ供給を停止する可能性もあります。どうしても中に入れたくない場合は外の設備だけ点検してもらい、後日また宅内もみてもらいましょう。ガスはの事故は毎年のように発生しております、万が一のためにガス点検は必ず受けましょう。
②ガス事故につながる可能性がある
ガスの点検はガス漏れなどの重大な事故を未然に防ぐこともできます。ガスの点検をしない場合そのようなガス事故を未然に防ぐことができませんので事故につながる可能性もあります。
一人の女性の場合はどうすればいい?
一人暮らしの女性の場合は部屋の中に人を入れるのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。その場合はガス点検の日に友人などに立ち会ってもらいましょう。4年に一度しかありませんのでそんなに頻繁ではありません。立ち会いが難しい場合は玄関の扉を開けておくなどをしておきましょう。玄関の扉を開けておくだけでも気持ちが楽になりますよ。お互い気持ちよく点検してもらいましょう。
ガスの事故について
最後にガスの事故について触れております。ガスの事故はここ数年減ってはおります。それは安全性の高いガス機器や警報器の設置・メーターの安全機能の向上などがあげられます。しかしまだ毎年LPガス、都市ガス事故件数を合わせると300件以上は発生しているのが現状です。毎年事故が減っているから大丈夫ではなく、事故を起こさないためにガス会社の点検が必要になります。
まとめ
今回はガス点検業務について解説しました。ガスの点検は法令で決められており、ガス会社は必ず実施しなければなりません。「家に上げたくないな、面倒だな・・」と思ってしまいがちですが、ガス点検を受けないとガス漏れなどの重大な事故につながる可能性がありますので必ず点検は受けましょう。立ち会いが難しい場合はガス会社に連絡して日程を調整すればいいのです。私たちが安心してガスを使うためにガス漏れ点は大切な作業です。









